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『橋梁の維持管理に関する新技術フォーラム2025』
橋梁の維持管理に関する新技術フォーラム
~橋梁の健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する~ のご案内
2025年12月5日 10:00~17:00 (※開場09:30)
広島県民文化センター
〒731-0051 広島県広島市中区大手町1丁目5−3

現在、我が国の橋梁は確実に高齢化が進行しており、計画的かつ適切な維持管理が喫緊の課題となっています。
橋梁を健全な状態で長く活用し続けることは、CO₂排出量の多い「撤去・新設工事」を減らすことにつながり、脱炭素社会の実現にも大きく寄与する重要な取り組みです。私たちは、この橋梁の長寿命化こそが、持続可能な社会を築くための重要な第一歩であると考えています。
本フォーラムでは、構造解析の理論的アプローチから、材料・施工・塗装・モニタリング技術に至るまで、橋梁のライフサイクル全体を通じた最新の維持管理技術を幅広く紹介します。
学術的な観点から構造物の解析手法を学ぶとともに、産業界からは、劣化環境に対応した塗装技術、三次元データを活用した維持管理サイクルの刷新、有害物質を含む塗膜処理を可能にするブラスト技術、レーザーによる下地処理と安全対策など、鋼橋分野における先進的な取り組みを紹介いたします。
また、コンクリート構造物の分野では、亜硝酸リチウムを用いた補修技術による鉄筋腐食抑制の最前線や、施工段階で生じる初期欠陥を制御するための方策など、長寿命化に直結する知見について紹介いたします。
維持管理に携わる技術者の皆様にとって、本フォーラムは、多様な視点から橋梁の未来をあらためて見つめ直す貴重な機会になると自負しています。
この学びの場が、橋梁の長寿命化、そして次世代へと受け継がれる強靱で持続可能な社会の実現へと結びつくことを心より願っています。
講演内容
| 10:00~10:10 | 挨拶・趣旨説明 |
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| 10:10~11:10 | 講師:藤井 堅先生(広島大学名誉教授) 演題:「構造物の現象を把握するための解析法と仮定・モデル化について」 |
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| 11:20~11:50 | 講師:真田 祐介氏(日本ペイント株式会社) 演題 :「高防食耐久性塗料『ダンジオーラE下塗』のご紹介」 |
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| 11:50~12:20 | 講師:田尻 大介氏(DataLabs株式会社 代表取締役CEO) 演題:「3D InfraLoopによる新たなインフラメンテナンスサイクルの確立」 |
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| 13:20~13:40 | 講師:鈴木 陸渡氏(大塚刷毛製造株式会社) 演題:「鋼構造物塗装における有害物とその対策~PCB処理の動向~」 |
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| 13:40~14:00 | 講師:安井 久敬氏(福徳技研株式会社) 演題:「マルチメディア・ブラスト工法について~研削材リサイクル型ブラスト工法~」 |
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| 14:00~14:20 | 講師:安本 学司氏(オプティレーザーソリューションズ株式会社) 演題:「レーザークリーナーによる施工と安全対策について」 |
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| 14:30~15:50 | 講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長) 演題 :「橋梁の長寿命化を実現する亜硝酸リチウム補修技術の最前線」(仮題) |
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| 16:00~17:00 | 講師:十河 茂幸先生(近未来コンクリート研究会代表) 演題:「施工で生じる初期欠陥を制御するための対策」(仮題) |
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