2022/07/20 東北フォーラム
仙台国際センター 大会議室 橘
〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山無番地
コロナ第7波で感染者が増えています。
コロナ対策として、参加者数の制限と体温測定とアルコール消毒を徹底して、開催しました。
参加申込数:164人
参加者数:108人
参加率:65.9%
10:00~10:10
挨拶・趣旨説明
(一社)コンクリートメンテナンス協会
会長 徳納剛
2020年、2021年、私たち、コンクリートメンテナンス協会は新型コロナウイルス禍の影響で「コンクリート構造物の補修補強に関するフォーラム」を開催することができませんでした。
最後にこの地で開催しました、2019年からの3年間に
・確かに、にコンクリート構造物の劣化は進行しました。
・2023年には50歳を超える橋が45%に達すると言われています。
・そして、この3年間に、全世界的に、SDG‘sやカーボンニュートラル等の地球温暖化対策に取り組む機運が高まりました。
・その流れを受けて、二酸化炭素を生コンクリートに閉じ込める技術や、セメントを使わないジオポリマー等々の先進的な技術が新技術として登場し、注目を集めています。
しかし、これらの技術は、実用化されて普及するには、まだまだ年月がかかると思われます。
しかし、地球温暖化は早急な対策が求められています。
私たち、コンクリートメンテナンス協会は、二酸化炭素削減の有効な手段の一つが、コンクリート構造物の補修・補強技術だと考えています。
ご周知のとおり、セメントを製造する工程で、多くの二酸化炭素が排出されます。
そのセメントを大量に使用する、橋梁の架け替えや、構造物の新設です。
それよりも、セメントの使用量が格段に少ない補修・補強で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことが、脱炭素社会構築への貢献だと確信しています。
また、補修・補強により、構造物の健康寿命を延ばすことで、国家や地方自治体の限られた予算内で、より多くの社会資本の安全な共用が可能となります。
全国に73万橋の橋があるとています。その70%以上を市町が管理しています。それらの橋を適切な点検・診断して予防保全あるいは補修補強することで、健康寿命を延ばすことが私たち技術者に科せられた大きな責務と考えます。
本日のフォーラムが、宮城県のそして東北地方のコンクリート構造物の健康寿命を延ばすヒントになれば幸いです。
本日は5時までの長時間の講習会になりますが、最新の補修技術と知見を紹介いたしますので。最後まで、ご聴講の程、よろしくお願い申し上げ、主催者の挨拶とさせていただきます。
10:10~11:00
演題 :「道路施設の老朽化対策に関する取り組み」
講師:東北地方整備局 道路保全企画官 石津 健二 氏
11:05~11:55
演題:「維持管理シナリオを考慮した補修工法選定の考え方 ~予防保全と事後保全~」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
11:55~12:25
演題:「PC構造物の有効な維持管理」
講師:真鍋 英規氏(CORE技術研究所)
13:15~14:10
演題:「電気防食技術と施工実例の紹介」
講師:鹿島 篤志 氏(日本エルガード協会・CP工法研究会)
14:10~15:10
演題:「亜硝酸リチウムを用いたコンクリート補修 一問一答 ~よくある質問にお答えします~」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
15:20~16:15
演題:「予防保全を目的としたコンクリート構造物の点検要領」
講師:十河 茂幸先生(近未来コンクリート研究会 代表)
16:15~17:00
演題:「セメント系補修材料の使い方」
講師:水島 潤 氏 (一社)セメント協会)
司会進行
(一社)コンクリートメンテナンス協会
副会長 峯松昇司
スタッフ一同
ご協力ありがとうございました。
セメント協会
東日本コンクリート
極東興和
日星産業
CORE技術研究所