2022/06/08 大阪フォーラム 1日目
大阪市中央公会堂
530-0005大阪府大阪市北区中之島1-1-27
参加申込数:537人
参加者数:376人
参加率:70.0%
10:00~10:10
挨拶・趣旨説明
一般社団法人 コンクリートメンテナンス協会
2020年、2021年、私たち、コンクリートメンテナンス協会は新型コロナウイルス禍の影響で「コンクリート構造物の補修補強に関するフォーラム」を開催することができませんでした。
2019年からの3年間に
・確かに、にコンクリート構造物の劣化は進行しました。
・令和5年には50歳を超える橋が45%に達します。
・そして、この3年間に、全世界的に、SDG‘sやカーボンニュートラル等の地球温暖化対策に取り組む機運が高まりました。
・その流れを受けて、CO2を生コンクリートに閉じ込める技術や、セメントを使わないジオポリマー等々の技術が新技術として登場し、注目を集めています。
しかし、これらの技術は、実用化されて普及するには、まだまだ年月がかかると思われます。
地球温暖化は早急な対策が求められています。
二酸化炭素削減の有効な手段の一つが、コンクリート構造物の補修補強技術と考えます。
セメントを多く使用する、橋梁の架け替えや、構造物の新設よりも、セメントの使用量を削減できる補修・補強技術で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことが、カーボンニュートラルへの貢献と確信しています。
また、補修・補強により、構造物の健康寿命を延ばすことで、国家や地方自治体の限られた予算内で、より多くの社会資本の安全な共用が可能となります。
全国に73万橋の橋があるとています。その70%以上を市町が管理しています。それらの橋を適切な点検・診断して予防保全あるいは補修補強することで、健康寿命を延ばすことが私たち技術者に科せられた大きな責務と考えます。
本日そして明日のフォーラムが、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすヒントになれば幸いです。
本日、明日と長時間の講習会になりますが、最後までよろしくお願い申し上げ、主催者の挨拶とさせていただきます。
10:10~11:10
演題:「道路老朽化対策に関する最近の話題」
講師:国土交通省 近畿地方整備局 道路保全企画官 大坪裕 様
11:10~12:00
演題:「予防保全を目的としたコンクリート構造物の点検要領」
講師:十河 茂幸先生(近未来コンクリート研究会 代表)
13:00~14:00
演題:「進化するコンクリートの非破壊診断」
講師:鎌田 敏郎 先生(大阪大学教授)
14:10~15:10
演題:「維持管理シナリオを考慮した補修工法選定の考え方 ~予防保全と事後保全~」
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
15:20~16:15
演題:「PC構造物の有効な維持管理」
講師:真鍋 英規氏(CORE技術研究所)
16:15~17:00
演題:「セメント系補修材料の使い方」
講師:二戸 信和 氏(セメント協会)
その他
朝礼 準備 受付
ご協力を頂いた会員企業
極東興和㈱
㈱CORE技術研究所
中村防水㈱
㈱アズマ
㈱大協建材
日産化学㈱
日星産業㈱
司会進行
(一社)コンクリートメンテナンス協会
副会長 峯松昇司