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コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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2018年05月09日 中建日報

コンクリート補修・補強フォーラム(山口会場は100人が聴講)

2018年05月09日 中建日報 | プレスリリース | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会 【防府】山口県コンクリート診断士会(瀬原洋一会長)と(一社)コンクリートメンテナンス協会(徳納剛会長)は2日、宇部市あすとぴあの県産業技術センターで『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム~コンクリート構造物の健康寿命を考える~』を開催した。100人が聴講し、コンクリートの補修・保全や劣化メカニズムについて学んだ。
 はじめに、主催者を代表して瀬原会長が「構造物は、つくるから守る時代になった。コンクリート構造物の診断技術の啓蒙(けいもう)を行なっていきたいという思いがある。フォーラムでは、コンクリートの補修、補強技術や劣化メカニズムなどについて話がある。コンクリートはメンテナンスフリーという神話があったが、それは崩壊した。コンクリートは病に冒され、それらを治す方法などについてわかりやすい解説があると思うので、楽しむという気持ちで一日を過ごしてもらいたい」とあいさつした。
 フォーラムではまず、中国地方整備局の藤原浩幸道路保全企画官が「社会資本のメンテナンスに関する取り組み」として、設計の基本理念や橋の性能など道路標示方書の改定における留意点、社会資本の老朽化対策への流れ、道路分野における老朽化対策、中国地方での取り組み(道路分野)などについて説明したのち、元広島工業大学教授で近未来コンクリート研究会代表の十河茂幸氏は「長寿命化のための点検要領について」と題し、コンクリート構造物の健康寿命と健康寿命を延ばす維持管理、小規模構造物の点検要領、点検要領の作成に向けて―について説明し、「健康寿命を延ばす策として、地域ごとに担当分けなど維持管理責任者を明確化し、点検(点検士)と診断(診断士)を分けて対応する。また早めの措置で経費削減」とまとめた。
 また、九州産業大学の松尾栄治教授が「誰でもわかるコンクリートの劣化メカニズム」で、コールドジョイントや内部欠陥の発生要因と防止対策、ASR対策などコンクリートの変状について、コンクリートの劣化や鉄の腐食反応、中性化、腐食のメカニズム、アルカリシリカ反応、下水道施設の化学的侵食などコンクリートの劣化メカニズムについて、コンクリートメンテンナンス協会技術委員長の江良和徳氏(極東興和)は「亜硝酸リチウム技術と健康寿命」と題し、ひび割れ注入工法「リハビリシリンダー工法」、表面含浸材工法「プロコンガードシステム」、内部圧入工法「リハビリカプセル工法」、内部圧入工法ASRリチウム工法など亜硝酸リチウムを用いた補修技術や健康寿命を伸ばすための亜硝酸リチウム活用事例、補修工法選定フローの例など亜硝酸リチウムを用いた補修工法の選定の考え方について、それぞれ解説した。