2025年12月10日 中建日報
2025年12月10日 中建日報
広島県コンクリートメンテナンス協会
橋梁新技術フォーラムに約400人
藤井氏ら8講師が最新事例披露
広島県コンクリートメンテナンス協会
橋梁新技術フォーラムに約400人
藤井氏ら8講師が最新事例披露
広島県コンクリートメンテナンス協会(徳納剛会長)は5日、「橋梁の維持管理に関する新技術フォーラム2025」を広島市中区の県民文化センターで開催し、コンサルや発注者、工事業者ら約400人が参加。広島大学名誉教授の藤井堅氏をはじめとする8人の講師が登壇するなど、鋼橋の維持管理における最新の考え方や先進的な取組み事例などを披露した。
橋梁の新技術フォーラムは、今年も全国12カ所で開催した「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム」に対して、鋼橋分野に重点を置いた内容となっており、今回が第3回目の開催。
主催者挨拶で徳納会長(福徳技研)は、「われわれは計画的かつ適切な維持管理による橋梁の長寿命化こそが持続可能な社会への第一歩と考えており、本フォーラムでは橋梁のライフサイクル全体を通じた最新の維持管理技術を幅広く紹介する。維持管理に携わる技術者にとって、多様な視点から橋梁の未来を改めて見つめる貴重な機会になると思う」と強調した。
講演では、藤井氏が「構造物の現象を把握するための解析法と仮定・モデル化」についてと題し、構造力学における実現象と理論・解析、曲線桁の有限要素解析と曲げ耐荷力評価など、学術的な観点からの構造物の解析手法を解説したほか、近未来コンクリート研究会の十河茂幸代表は、「施工で生じる初期欠陥を制御するための対策」と題して知見を公開。コンクリートメンテナンス協会の江良和徳技術委員長は、「橋梁の長寿命化を実現する亜硝酸リチウム補修技術の最前線」をテーマに最新事例を説いた。
その他の講演内容は次の通り(敬称略)。
▽「高防食耐久性塗料"ダンジオーラE下塗"のご紹介」=真田祐介(日本ペイント)
▽「3D InfraLoopによる新たなインフラメンテナンスサイクルの確立」=田尻大介(DataLabs)
▽「鋼構造物塗装における有害物とその対策~PCB処理の動向~」=鈴木陸渡(大塚刷毛製造)
▽「マルチメディア・ブラスト工法について~切削材リサイクル型ブラスト工法~」=安井久敬(福徳技研)
▽「レーザークリーナーによる施工と安全対策について」=安本学司(オプティレーザーソリューションズ)