2023 長崎フォーラム概要
長崎県総合福祉センター 「大ホール」
〒852-8555 長崎県長崎市茂里町3-24
参加申し込み:63人
参加者総数:人
参加率:%
10:00~10:10
挨拶・趣旨説明
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
さて、近年、あらゆる分野にて、脱炭素社会の構築に向けた検討が進められています。
社会資本の根幹をなすコンクリートは、その主要成分であるセメントの製造時に、二酸化炭素を多く排出いたします。
そのコンクリートを「主要な材料」とする「建設分野」でのカーボンニュートラルへの取り組みは、喫緊の課題と言えます。
一方、コンクリート構造物の維持管理分野に目を向けると、インフラ長寿命化計画に基づいた、「点検、調査、補修」のメンテナンスサイクルが定着しつつあり、ますますコンクリート構造物の維持管理の重要度が高まっています。
さらに、適切な補修で構造物の延命化を図ることによって、二酸化炭素排出量の多い「撤去・新設工事」を減らすことができます。
すなわち、補修補強で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことは、脱炭素社会の構築に寄与することに繋がると考えられます。
本年度のフォーラムでは、「コンクリート構造物の健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する」をテーマに掲げました。
コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための「維持管理の考え方、調査点検技術、補修・補強技術」を幅広く紹介いたします。
また、国土交通省からは「国土交通行政に関する動向」について、学術分野からは「維持管理分野に関する最新動向」について解説を頂きます。
我が国のコンクリート構造物は確実に高齢化が進み、直ちに対策が必要なものも少なくありません。
また、事後保全から予防保全への移行も確実に進めなければなりません。
それらに対して「適切な調査・診断・補修設計・補修工事」を行うことは維持管理に関わる技術者の責務です。
今年も、本フォーラムが、コンクリート構造物の維持管理業務に携わる技術者の皆様の、光明になる内容を提供できると確信しています。
10:10~11:10
演題 :「地域の道は誰がいかに守っていくか!~インフラをみんなで守る道守制度(人材育成とICT利活用)~」
講師:松田 浩先生(長崎大学名誉教授)
11:20~12:20
演題:コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
13:20~14:20
演題:「予防保全を目的としたコンクリート構造物の点検要領」
講師:十河 茂幸先生(近未来コンクリート研究会代表)
14:30~16:00
講師:江良 和徳氏(コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
演題:コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための亜硝酸リチウムの活用
16:10~17:10
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばす非破壊検査、点検技術」
講師:真鍋 英規氏(CORE技術研究所)
その他
受付風景
西田塗装の皆様と日産化学、CORE技術研究所で運営していただきました。
司会進行
西田塗装の西田社長
流暢な長崎弁で進行していただきました。