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2023-04-10
小長谷橋・神峡橋補修工事現場見学会を開催しました。

日時 2023年4月10日(月)13:00~17:00
場所 八尾コミュニティセンター、小長谷橋・神峡橋補修工事現場
参加者数 36名

内容
13:00~13:45 工法概要、工事概要
13:45~14:00 移動
14:00~14:30 小長谷橋 現場見学、現場説明
14:30~15:20 移動
15:20~16:00 神峡橋 現場見学、現場説明
16:00~16:50 移動
16:50~17:00 質疑応答

(一社)コンクリートメンテナンス協会(極東興和㈱)主催にて小長谷橋・神峡橋補修工事の現場見学会を開催致しました。
 今回の現場見学会は、富山市内にある小長谷橋、神峡橋の2つの補修工事現場で行い、両橋梁の発注者となる富山市さま、元請である株式会社陽光興産さま(小長谷橋)、宮口建設株式会社さま(神峡橋)のご協力のもと実施したもので、両現場で採用されている亜硝酸リチウム内部圧入工(ASRリチウム工法)の施工の様子を見学して頂きました。
 参加者は、富山県コンクリート診断士会、国立研究開発法人産業技術総合研究所、富山県や新潟県の大学(学生)の皆様などで、工法概要などの座学は鬼村果穂委員、現場での現場説明は阿久津知良委員、安居紗奈子委員(いずれの委員も極東興和㈱所属)が丁寧に説明を行いました。
 小長谷橋・神峡橋いずれの橋梁も下部工に亀甲状のひび割れが見られ、架設年次、環境条件、静弾性係数の低下や残存膨張量試験の結果からアルカリシリカ反応(ASR)によるものと推定され、過年度の橋梁点検結果において両橋梁とも健全性の診断の判定区分はⅢであり、早期に措置を講ずることが望ましいとの所見でした。
 小長谷橋の橋台は、伸縮装置や橋台背面からの水の侵入を遮断することが難しく、橋脚においては雨水の飛来による水の侵入の遮断が難しい状況にあり、神峡橋は雨水の飛来による水の侵入の遮断が難しいことと橋脚高が非常に高く再補修が容易でないことから対策工は比較検討を行った結果、両橋梁ともASRを根本的に抑制する内部圧入工(ASRリチウム工法)が採用となっていました。



2023/4/10 小長谷橋・神峡橋補修工事現場見学会を開催しました。 | 活動・講演・見学会報告 | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
2023/4/10 小長谷橋・神峡橋補修工事現場見学会を開催しました。 | 活動・講演・見学会報告 | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会