2023大阪フォーラム(1日目)概要
大阪市中央公会堂
〒530-0005大阪府大阪市北区中之島1-1-27
参加申し込み:796人
参加者総数:524人
参加率:65.8%
10:00~10:10
挨拶・趣旨説明
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
会長 德納剛
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会の徳納です。 本日はかくも多数ご参加いただき有難うございます。
さて、近年、あらゆる分野にて、脱炭素社会の構築に向けた検討が進められています。
社会資本の根幹をなすコンクリートは、その主要成分であるセメントの製造時に、二酸化炭素を多く排出いたします。
そのコンクリートを「主要な材料」とする「建設分野」での カーボンニュートラルへの取り組みは、喫緊の課題と言えます。
一方、コンクリート構造物の維持管理分野に目を向けると、インフラ長寿命化計画に基づいた、「点検、調査、補修」のメンテナンスサイクルが定着しつつあり、ますますコンクリート構造物の維持管理の重要度が高まっています。
さらに、適切な補修で構造物の延命化を図ることによって、二酸化炭素排出量の多い「撤去・新設工事」を減らすことができます。
すなわち、補修補強で、コンクリート構造物の健康寿命を延ばすことは、脱炭素社会の構築に寄与することに、繋がると考えられます。
本年度のフォーラムでは、「コンクリート構造物の健康寿命を延ばし、脱炭素社会の構築に寄与する」をテーマに掲げました。
コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための「維持管理の考え方、調査点検技術、補修・補強技術」を 幅広く紹介いたします。
また、国土交通省からは「国土交通行政に関する動向」について、学術分野からは「維持管理分野に関する最新動向」について解説を頂きます。
我が国のコンクリート構造物は確実に高齢化が進み、直ちに対策が必要なものも少なくありません。
また、事後保全から予防保全への移行も確実に進めなければなりません。
それらに対して「適切な調査・診断・補修設計・補修工事」を行うことは維持管理に関わる技術者の責務です。
今年も、本フォーラムが、コンクリート構造物の維持管理業務に携わる技術者の皆様の、光明になる内容を提供できると確信しています。
明日までの二日間となりますが、最後までご聴講頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
10:10~11:00
演題:「道路の老朽化対策に関する最近の話題」
講師: 岡本 泰尚 氏 (国土交通省 近畿地方整備局 道路保全企画官 )
11:10~12:10
演題:「予防保全を目的としたコンクリート構造物の点検要領」
講師:講師:十河 茂幸先生(近未来コンクリート研究会代表)
13:10~14:10
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を脱炭素戦略の中で確保するために」
講師:宮川 豊章 先生 (京都大学名誉教授)
14:20~13:20
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすための維持管理の考え方」
講師:江良 和徳 先生 (コンクリートメンテナンス協会 技術委員長)
15:30~16:30
演題:「コンクリート構造物の健康寿命を延ばす非破壊検査、点検技術」
講師:真鍋 英規氏(CORE技術研究所)
その他
会場風景
司会
(株)アズマ
桂田知子 氏
朝礼
受付・資料配布