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小規模橋梁の簡易点検要領(案)

小規模橋梁の簡易点検要領(案)

小規模橋梁の簡易点検要領(案) | 書籍のご注文 | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
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まえがき

 我が国のインフラストラクチャーは、戦後において急速に整備され、それまでの建設におけるコンクリートに関する概念は永久構造物と認識されていた。そのため、維持管理に関する必要性はあまり重視されてこなかったと考えられる。
 1999年に新幹線のコンクリート崩落事故は、急速に進められた社会資本整備の落とし穴とみられたが、その後も維持管理の重要性は認識が希薄なまま、笹子トンネルの天井板の崩落につながったといえる。
このような社会資本整備の課題に対して、国土交通省は維持管理の重要性を認め、5年ごとの橋梁点検を始め、自治体が管理する多くの橋梁はすでに点検が行われ、必要に応じた補修・補強などの対策が講じられている。
しかし、わが国には自治体の管理が及ばない小規模橋梁が多数存在し、それらも点検を怠ると安全・安心・快適な社会の要請に応えられなくなる事態となる。
一方で、相当数の橋梁をすべからく延命化させるには膨大な予算と専門家の存在が必要である。すでに2001年からコンクリート診断士制度が設立され、2020 年4月現在でコンクリート診断士の資格登録者数は13,766名に達した。ところが、維持管理の予算は潤沢とは言えず、如何に効率的に点検を行い、安価な延命化策を講じることができるかが喫緊の課題といえる。
橋梁の点検としては、主桁だけでなく、横桁、下部工、支承部、伸縮装置の他、高欄や地覆などについても行う必要がある。このうち、鉄筋コンクリートを主材とする部位は、劣化が顕在化する段階ではすでに加速期に達している可能性が高く、損傷が表面化する前に劣化を予測できる点検の必要がある。
そこで、一般社団法人コンクリートメンテナンス協会は、大多数を占める小規模の鉄筋コンクリート橋を対象に、予防保全を目指した点検を効果的に行うためのマニュアルを整備することとした。このマニュアルが有効に活用されることを願う次第である。

2020年5月吉日
近未来コンクリート研究会
一般社団法人コンクリートメンテナンス協会

目次

1. 総 則          
1. 1 適用の範囲
1. 2 診断のフロー
1.3 用語の定義

2. 点検の計画        
2.1 点検の目的
2.2 点検のフロー
2.3 点検の内容
3. 点検要領         
3.1 調査項目の選定
3.2 調査方法
3.2.1 外観調査
3.2.2 強度調査
3.2.3 かぶり厚さの測定
3.2.4 中性化深さの測定
3.2.5 塩化物イオン量の測定
3.3 定期点検の頻度
3.4 調査結果の整理
4. 診 断         
4.1 判断(健全度診断)
4.2 補修の要否判断
4.3 補修方法の選定
5. 維持管理の記録      
5.1 維持管理の記録
5.2 記録の保管


小規模橋梁点検事例     
参考資料編

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