コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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2015/07/23 コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム』北海道|コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報|JCMA・一般社団法人コンクリートメンテナンス協会
一般社団法人
コンクリートメンテナンス協会
〒730-0053
広島市中区東千田町2-3-26
Mail : info@j-cma.jp

北海道フォーラム

札幌コンベンションセンター 中ホール

〒003-0006
北海道札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1

スクール形式で、ゆったりと座れて、良い会場である。
天井も高く、スクリーンは大きい。
ステージも広い。
空調は快適である。
来年もここで開催しよう。

参加者

参加申込総数 267名 (発注者 63 土木系一般 204 建築系 0 )
参加者 209人(発注者 54 土木系一般 155 建築系 0 )
参加率 76.8% 

プログラム

第一部 10:00~10:30 
講師:国土交通省北海道開発局 建設部 道路維持管理課 道路保全対策官 岡田努 様
演題:道路施設の老朽化に関する取組

第二部 10:30~11:30 
講師 (一社)セメント協会:持田 泰子(住友大阪セメント蟒蠡亜
演題「断面修復について」

第三部 11:40~12:20 
講師 中丸 大輔だい(コンクリート診断士 日本ペイント販売蟒蠡亜
演題「コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて」

第四部 13:20~14:00 
講師 稲富(マイクロパイル研究会理事)
演題「厳しい施工条件下に対応可能な杭基礎工法、マイクロパイル工法」

第五部 14:10~15:10 
講師 江良 和徳(工学博士 極東興和蟒蠡亜
演題(前半)「コンクリートの劣化と補修工法選定の基本的な考え方」

第六部 15:20~16:45 
講師 江良 和徳(工学博士 極東興和蟒蠡亜
演題(後半)「亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、ASRの補修技術について」 

会長挨拶

徳納武使

本日は平日のご多忙のところ、かくも多数ご参加頂き有難うございます。

本年度、私たちコンクリートメンテナンス協会は、札幌から那覇まで全国18か所で、コンクリート補修に関して最新の知見と技術を紹介するため、フォーラムを開催いたします。

それでは、私たちの補修の考え方について、少し話をさせて頂きます。

さて、多くの材料や工法の中から、選択をしなくてはいけない「コンクリートの補修」は難しいと思っていました。
しかし、現地調査から材料・工法決定まで、補修設計フローに沿って取り組むと、コンクリート補修はけっして難しいものではありません。
コンクリート補修の設計業務を行うとき、
「劣化機構の特定」から「補修に要求される性能」そして「補修工法の選択」と進んでいきます。

まず、劣化機構を特定するには【劣化指標値】を求める必要があります。

【劣化指標値】とは劣化程度の指標となる数値です。
■ 塩害であれば塩化物イオン濃度の測定値
■ 中性化であれば中性化残りの測定値
■ ASRであれば残存膨張量試験の測定値

そして、要求性能と補修工法を選定するための大切な指標となる数値が【劣化指標値】の限界許容値です。


この数値を【限界劣化指標値】と表現して
・この限界劣化指標値は劣化程度を評価、判断するための基準となる数値です。

・例えば、【限界劣化指標値】は
  鉄筋の腐食発生限界値
   塩害であれば塩化物イオン濃度:2.0kg/m3
   中性化であれば中性化残り:10mm
   ASRであればJCI-DD2法による全膨張ひずみ:0.05%

劣化機構と構造物の劣化程度が特定できたら、劣化程度に対応できる、要求される性能【要求性能】を決めます。その時に再劣化が許容できるのか、できないのかが大切な要因となります。
そして最後に、要求性能をみたす事が出来る【補修工法】の選択と進めば、
補修とは決して難しいものではありません。

塩害・中性化の【要求性能】で「鉄筋腐食の抑制」があります。

この要求性能に対処できる補修工法で、防錆剤を使った工法の代表格が、本日、第  部で紹介される亜硝酸リチウムを使った工法です。
もう一つの代表格の電気防食工法についにては、 大阪フォーラムで最新の知見を交えて詳しく紹介させていただきます。遠方ではありますが、ぜひお出でください。

われわれの、補修の考え方を、本日の講師の江良先生が  技術資料として作成し、最新の補修の考え方と補修技術を加え今年4月に改訂しました。

本日の講演はこの技術資料に沿った内容となっております。

 私たちコンクリートメンテナンス協会は、特定の技術の工法協会ではありません。 
有効な、正しい、新しい技術を、議論しながら、推進してまいります。
本日の講演の内容が、北海道のコンクリート構造物の長寿命化に貢献できることを祈念いたします。

本日は午後5時までの長時間となりますが、最後までご聴講頂けましたら幸いです。

第一部 10:00〜10:30

「道路施設の老朽化に関する取組について」

:国土交通省北海道開発局 建設部 道路維持管理課 道路保全対策官 岡田務 様

講演内容

橋りょうの老朽化は進んでいるが、50歳を超えている橋はまだ7%である。全国レベルより少ない。適切な維持管理を行うことで経済的に延命化できる。
道内、3万橋の内、国交省管理0.42万橋で、市町村が2万橋を管理していいる。
全国的に橋梁の損傷が問題になっている。
市町村管理)で通行止めになっている橋が、5年間で二倍の数になっており、通行で大きな交通の支障になっている。
しかし、維持管理を正しく行っていると、80年以上使われている橋もある。
旭橋(北海道)がその一つである。

市町村の維持管理の問題で、技術者がいないことが大きい。
点検の質も問題がある。
そうした中、昨年、5年に一度の道路管理者による近接目視による点検が義務化された。
そして、点検結果を報告して、補修をして、記録することが義務化された。
点検→診断→措置→記録
そうした取り組みの一環として、
点検要領を市町村に提示している。
メンテナンスサイクルを回す仕組み
道路メンテナンス会議を開催している。

また、
■財政的な支援として交付金を使いやすくするようにしている。(点検・補修・撤去等々に対応)
■地方公共団体を対象に研修・講習会(全道で14か所昨年行った)をを行っている。
■道民に理解して頂くためにパネル展を80か所で行った。

国交省管理で15%の国管理の橋が50歳を超えている。9%の国管理のトンネルが50歳を超えている。 高齢化を迎えている。

北海道の橋梁と劣化の特徴として、
■凍害が特徴的である。 
■凍結防止剤による塩害が増えている。
■凍害と塩害が北海道の大きな特徴である。

そうした中、橋りょう長寿命化修繕計画が検討されている。
事後保全から予防保全へ転換して、長寿命化とLCCの縮減を図る。
 
道内、国管理橋梁4200橋 の内 C判定(速やかに補修が必要)が、880の橋であった。

老朽化対策が 平成26年度から本格始動した。
着実に老朽化対策を実施、様々な取り組みを推進していく。

「長く賢く使っていく、方針がよくわかる講演でした。」

第一部 講師 岡田 務 「コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて」 pdf(1,384KB)

第二部 10:30〜11:30

「断面修復の考え方」

一社)セメント協会 セメント系補修・補強材料推進WG委員
持田泰子 (住友大阪セメント蟒蠡)

動画を交えて、補修の材料、工法について詳しく説明頂きました。左官工法、吹付工法の材料・施工方法が良く分かりました。施工事例を交えて、不具合の発生事例の紹介は特に関心を持たれました。
北海道フォーラムも持田先生です。よろしくお願いします。

第三部 11:40〜12:20

「コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて」

日本ペイント蝓‥豕支店 顧客営業部 第二営業group
中丸大輔 コンクリート診断士

最近話題に上がることの多い、塗るだけの剥落防止工法です。今日も元気いっぱいで大きな声で参加者を魅了しました。

第三部 講師 中丸 大輔 「コンクリート剥落防止と塗膜型剥落防止システムについて」 pdf(1,384KB)

第四部 13:20〜14:00

厳しい施工条件に対応可能な杭基礎工法
〜マイクロパイル技術〜

工学博士 稲富芳寿(工学博士 高耐力マイクロパイル研究会理事)

第五部 14:10〜15:00

「コンクリートの劣化と補修工法選定の基本的な考え方」

コンクリートメンテナンス協会技術委員長 極東興和蟒蠡
工学博士 江良和徳 技術士 コンクリート診断士 

今日も江良先生は絶好調です。快適にステップを踏みながら、抑揚が効いた透き通った声で、広いステージを動き回っています。

第四部 講師 江良 和徳 「コンクリートの劣化と補修工法選定の基本的な考え方」 pdf(2,802KB)

第六部 15:20〜16:45

「亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、ASRの補修技術について」

工学博士 コンクリートメンテナンス協会技術委員長 極東興和蟒蠡



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