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コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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2018年11月19日 中建日報

補修・補強の山陰フォーラム 今年度最後、延べ約7000人動員

コンクリートメンテナンス協会

補修・補強の山陰フォーラム 今年度最後、延べ約7000人動員 | 2018年11月19日 中建日報 | プレスリリース | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会 (一社)コンクリートメンテナンス協会(徳納剛会長)が全国開催した『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2018~コンクリート構造物の健康寿命を考える~』の今年度最後の会場となる山陰フォーラムが14日、松江市で開かれ、発注者やコンサルなど約210人が参加。適切な調査・診断および補修・補強に関する最新知見や技術を学んだ。
 フォーラムは、各地方整備局や県、学会、業界団体等とも連携しながら全国主要13都市などで開催。「安全な状態で共用できるまでの期間」と定義するコンクリートの健康寿命をテーマに、延べ約7000人を動員した。
 徳納会長(福徳技研)はあいさつで、建設後50年を経過した橋梁が30%になろうとしているわが国のコンクリート構造物の現状に触れ、「適切な調査・診断、補修設計・工事を行う事は急務で、維持管理に関わる技術者の責務。従来の事後保全的な対応では将来的に莫大な費用が必要となるが、予防保全の考え方を導入することで、想定される費用は大幅に削減できる」と強調。また、各講演のポイントも解説し、「本日のフォーラムがコンクリート構造物の維持管理業務に携わる皆様の光明になることを確信している」と述べた。
 講演は6部構成。中国地方整備局道路部の藤原浩幸道路保全企画官は、『社会資本のメンテナンスに関する取り組み』として、老朽化の現状や地整の取り組み内容などを紹介したほか、近未来コンクリート研究会の十河茂幸代表は、『長寿命化のための点検要領』をテーマに、最新の調査・診断、補修・補強技術を解説。
 また、同協会の江良和徳技術委員長(極東興和)は、『コンクリート構造物の劣化と補修技術』として補修に関する基礎知識を伝授するとともに、『亜硝酸リチウムの補修技術を健康寿命』では、同協会が推奨し、中国地域ニュービジネス大賞にも選ばれた「リハビリ工法」について説明した。
 このほか、ナカボーテック技術管理部の篠田吉央氏は『電気化学的防食技術と健康寿命』、日本ペイントの顧客推進鉄構グループの中丸大輔氏は、『コンクリート用塗料の性能と機能~塗布型剥落防止塗料と視認性付加塗料』と題して講演した。