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2017年9月6日 ダイグレ興産「支承リバイバル」の実績増加   中建日報

狭隘部補強 長期防食に強み

2017年9月6日 ダイグレ興産「支承リバイバル」の実績増加   中建日報 | プレスリリース | 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会「支承リバイバル」の実績増加
狭隘部補強 長期防食に強み
 ダイグレ興産(株)(呉市築地町1-24、山本浩社長)が開発した橋梁狭隘(きょうあい)部補修技術『支承リバイバルシステム』(CG-130026-A)が平成25年度のNETIS登録以降、徐々に実績を伸ばしている。従来は施工不可能だった狭隘部にも対応できることが少しずつ認知され、昨年度は3件の工事で採用。今後も一層の普及拡大を目指すとしている。
 この技術は、金属表面処理を本業とする同社が造船関連の狭隘部塗装に使用していた技術を応用し、幅50mmで斜めに噴射する特殊ノズルを用いることで従来工法は施工できなかった狭隘部にもブラスト処理を可能としたもの。ブラスト処理後は直ちに金属溶射を行い、常温亜鉛めっき塗料でコーティングすることによって耐久性を向上させる。
 狭隘部施工に対応した従来工法よりもさらに狭い箇所にも適用できる施工性の高さに加え、金属溶射と亜鉛めっき塗料の二重コーティングによる長期防食性能が大きな特徴で、150mm以上のスペースがあれば十分な施工が可能。現場条件等にもよるが、施工費用も従来工法と比較して抑えられるケースが多いのだという。
 近年では年間20~30件の見積依頼を受けており、昨年度受注した実績は、「一般県道大崎下島循環線(豊大橋)橋梁補修工事」(広島県発注)、「国道9号出雲維持管内橋梁補修工事湯里橋」(松江国道事務所発注)、「薬師寺橋梁修繕工事」(大阪府八尾市発注)。
 現在は依頼のあった地方に施工チームを派遣して対応しているが、将来的には各県で協力会社を募り、現地施工体制を整えたい考え。発注者、コンサルへの営業活動のほか、(一社)コンクリートメンテナンス協会の全国フォーラムでの講演活動などを通じてより知名度向上を図り、今年度は倍増以上の受注をめざすという。
 同社警固屋工場の渡邊康司工場長は、「これまで施工不可能だった現場に対応できる可能性がある。ぜひ気軽に問い合わせてほしい」と話している。問い合わせ・見積依頼等は警固屋工場(呉市警固屋9-9-6、電話0823-28-3545)まで。