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コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム、コンクリート構造物の補修・補強材料情報
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プレス情報

2016年05月17日 中建日報

補修補強フォーラムに700人|広島県コンクリートメンテナンス協会|2日間開催「偏らず理解を」

2016年05月17日 中建日報|亜硝酸リチウム技術講習に270人|広島県コンクリートメンテナンス協会|「完成した」リハビリ工法の概要学ぶ コンクリート補修技術に関する正しい知識普及を目的に(一社)コンクリートメンテナンス協会(徳納剛会長)が毎年開催している『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2016』が12日と13日、広島市中区で開かれ、発注者やコンサル関係者など2日間延べ約700人が参加した。
 今年は広島を皮切りに、福岡(5月18日、19日)、大阪(6月1日、2日)、東京(7月20、21日)など各地方整備局が所在する全国10会場で開催していく。
 例年は各会場1日ずつだが、今年のメイン会場は2日間の日程を組んでいる。徳納会長(福徳技研)は主催者挨拶の中で、「補修の情報は膨大。1日の講演では紹介しきれず偏った知識になってしまう」と複数日開催に至った経緯を説明。「すべてご聴講いただければ最新の補修技術、そして2日間開催の意義がご理解いただけると思う。ぜひご堪能いただければ」と述べた。
 講演は、1日目が全5部、2日目が全7部の構成。主な講演内容では、協会メイン講師を務める江良和徳氏(極東興和)が『コンクリートの劣化と補修工法選定の基本的な考え方』、『亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、ASRの補修技術について』を2日に渡って講演し、劣化症状に応じた補修工法選びの基本や、鉄筋防錆・ASR対策等に効果がある亜硝酸リチウム圧入工法の概要などについて説明。
 また、中国地方整備局企画部技術調整管理官の猪森正一氏は、『社会資本のメンテナンスに関する取組み』と題し、インフラ老朽化の現状やそれに対する国の施策について解説し、広島工業大学の十河茂幸教授は「コンクリート構造物の健康寿命を延ばすには』をテーマに持論を述べた。
 このほか、日本エルガード協会の田中一弘氏(ナカボーテック)は『コンクリート構造物の電気防食工法の紹介』、旭化成ワッカーシリコーンの黒田晃氏は『シラン・シロキサン系浸透性吸水防止剤』、日本ペイント販売の中丸大輔氏は『コンクリート構造物の劣化と表面保護工法について~塗膜型剥落防止工法と表面保護クリヤー工法~』、セメント協会の持田泰子氏は『すぐに役立つセメント系補修・補強材料の基礎知識』、日本塗料検査協会の山田卓司氏は『塗装材料の規格と試験方法』、高耐力マイクロパイル研究会の稲冨芳寿氏は『狭隘な施工条件での基礎補強~マイクロパイル技術~』、福美建設の竹内祥一氏は『橋梁補修工事へのICT導入~ICT技術による効率化とコスト削減~』、ダイクレ興産の渡辺康司氏は『支承リバイバルシステム』についてそれぞれ解説した。