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2014年11月10日 中建日報

福山市研修会で講演|土木・建築技師ら69人受講

2014年11月10日 中建日報 【福山】一般社団法人コンクリートメンテナンス協会(広島市中区東千田町、徳納武使代表理事)は5日、福山市が開く「技術担当職員研修会」に招かれ、技術士(総合技術監理部門・建設部門)・コンクリート診断士の江良和徳技術委員長(極東興和(株))が『コンクリート構造物の維持管理』について講演。若手から次長級までの技術担当職員が適正な職務を遂行するため必要な基礎知識を習得した。
 福山市役所であった研修会には、各組織に属する土木・建築技師ら69人が受講。講演を前に江良氏は「関心は全国各地で年々高まっている。広島発の全国組織として補修方法等を広めていきたい」と話し、協会の峯松昇司理事(井上建設(株))は「今後の業務の一助になれば」とあいさつした。
 講演では、主に・コンクリートの主な変状・コンクリートの劣化メカニズム・コンクリート構造物の点検・調査と補修設計・コンクリート構造物の補修技術-を説明。構造物の長寿命他・持続可能な社会の形成に向け、適切な①評価診断②補修工法・補修材料の選定③施工④維持管理-の必要性などを強調した。
 市では毎年、日常業務に直接係る題材をテーマに外部から講師を招いている。市建設局の坂根和裕技術検査課長は「高度成長期に造られたコンクリート構造物は今後、老齢化の時期を迎える。公共事業に携わる者として、維持・補修に強くなることが求められている」と述べ、研修会を通じて「新たな情報を入手・理解したうえで知識として身につけ、今後の仕事に役立ててもらいたい」と話す。
 同じ内容の研修会は今月17日にも開催され、市職員73人が受講する予定となっている。